(株)ザイマックス不動産総合研究所は3日、2025年11月の「オフィス空室マンスリーレポート」を発表した。調査対象は、東京23区内の延床面積300坪以上のオフィスビル。
同月の東京23区のオフィス空室率は1.57%(前月比0.11ポイント低下)と低下した。賃貸面積のうちの募集面積の割合を示す募集面積率は2.58%(同0.06ポイント低下)だった。
エリア別の空室率は、都心5区が1.20%(同0.11ポイント低下)、周辺18区が2.73%(同0.12ポイント低下)。募集面積率は、都心5区が2.18%(同0.03ポイント低下)、周辺18区が3.82%(同0.17ポイント低下)となった。
都心5区では、空室率が高い順に、中央区1.45%(同0.29ポイント低下)、港区1.41%(同0.01ポイント上昇)、新宿区1.26%(同0.08ポイント低下)、渋谷区1.09%(同0.17ポイント低下)、千代田区0.75%(同0.13ポイント低下)。
規模別の空室率は、大規模ビル(延床面積5,000坪以上)が1.24%(同0.18ポイント低下)、中小規模ビル(延床面積300坪以上5,000坪未満)が1.95%(同0.03ポイント低下)。募集面積率は、大規模ビルが2.19%(同0.10ポイント低下)、中小規模ビルが3.04%(同0.01ポイント低下)となった。
空室面積は10万6,000坪(同1万5,000坪減)。空室増減量は、増加が2万1,000坪(同7,000坪減)、減少が3万6,000坪(同1万4,000坪減)と、減少が増加を上回った。