東急不動産(株)は4日、再生可能エネルギー事業のさらなる拡大を目的としたグリッドシェアジャパン(株)(GSJ)との資本・業務提携に合意した。
GSJはAIマネジメントプラットフォーム「グリッドシェアサービス」を日本国内で独占提供する権利を取得している企業。AIによる高精度な予測と制御によって、蓄電池等の分散型電源機器の充電と放電を最適にコントロールするサービスを提供している。また、電力会社のデマンドレスポンスサービスと連携し、家庭用蓄電システムを自動で充放電することで、再生可能エネルギーのさらなる有効活用を図っている。
東急不動産は、「ReENE(リエネ)」ブランドで、再生可能エネルギー事業を実施。開発中事業を含め全国156件、定格容量2,112MWを展開している(2025年9月末時点)。
今回の提携を通じて、両社が持つ知見・実績を集約し、大規模な分散型電力システム構築を目指すほか、小売電気事業の付加価値向上に向けた新たなビジネスモデルの検討を行なっていく。