ポラスグループの（株）中央住宅は4日、分譲住宅「ヴィラージア舞浜 憧憬の邸宅」（千葉県浦安市、総戸数12戸）を報道陣に公開した。「東京ディズニーランド」に近接する人気の高いベイエリア住宅地という立地を生かし、リゾート地のエッセンスを取り入れた建物やまち並みと、都心へのアクセスなどの利便性でアピールしていく。
同物件は、JR京葉線「舞浜」駅徒歩15分に立地。約1,300平方メートルの開発地は駐車場跡地で、東南北の3方道路。仲介会社からの紹介で、相続対策で売却を希望する所有者と3年余りの協議の末に取得した。舞浜駅の北側に広がる埋立地ではない住宅地で、東日本大震災でも液状化は発生しなかったが、深さ4mにわたり柱状改良を実施した。
浦安市は宅地開発に当たり景観形成基準を設けており、同社も建物デザインやプラン、緑化計画など1年にわたり協議した。建物外観は「都心近郊リゾートスタイル」をテーマに、塗り壁調や石積み調の外壁、門扉にはデザイン性の高い有孔ブロック、天然石の敷石などを用いた。屋根形状も寄棟と片流れを使い分けている。夜間は「灯かりのいえなみ協定」に基づき、全戸の門灯や外壁灯が自動点灯する。
土地面積は約100～136平方メートル。建物は2×4工法2階建て、長期優良住宅仕様。3LDK～5LDK、建物面積は約90～99平方メートル。内装は、木の素材感を生かしたナチュラルスタイルと、落ち着いたトーンのモダンスタイルを用意。リビング天井高は2,700mm。サッシ高さ2,200mm。リビング壁1面は、シダーパネルもしくはエコカラット張りで、LEDダウンライトは調光照明と間接照明を採用している。リビング床暖房、エコワンが標準。全室の開き戸はソフトクロージャー付き、その他住戸ごとにスキップDEN、シェアカウンター、テキスタイルフロアルーム、土間収納、ファミリークローゼット、リビングストレージコーナー等を採用する。
8月からエントリー受付を開始し、これまでの反響は187件。11月1日にモデルハウスをオープンし、週末中心に70組が来場している。1期6戸の販売価格は7,490万～8,990万円。抽選販売となる1戸を除いた5戸中、4戸に申し込みが入っている。建物完成は12月中旬、引き渡しは2026年3月下旬予定。
反響の半数弱が、地元浦安市在住。残りは市川市、船橋市、都内江戸川区、葛飾区など周辺自治体在住者が中心。半数強が賃貸住宅からの住み替え、2割弱が分譲マンションからの住み替えを希望する子育て層。埋立地ではない安心感、間取りのゆとり、まち並みなどが評価されている。マンションと比較した相対的な割安感も評価されており、注文住宅検討者の併行検討も多いという。
