(株)東京カンテイは8日、2025年11月の主要都市圏別・中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物共に所有権の物件が対象。
首都圏の平均価格は4,081万円(同3.1%下落)となった。地域別では東京都が6,533万円(同2.1%下落)と前回に続いて下落。神奈川県は4,388万円(同0.7%下落)、千葉県は2,881万円(同3.3%下落)、埼玉県は2,970万円(同1.7%上昇)。埼玉県は平均築年数が1.3年と築古化したものの上昇となった。
近畿圏は平均2,947万円(同5.2%下落)と、2ヵ月連続で下回った。主要府県では、大阪府が3,514万円(同2.0%上昇)、兵庫県が2,937万円(同0.1%上昇)とわずかに上昇したが、京都府は3,367万円(同23.7%下落)と大幅な下落。
中部圏は2,371万円(同13.7%下落)。愛知県は2,867万円(同11.6%下落)と大きく下落した。
宮城県は2,893万円(同11.3%上昇)と連続上昇し、上昇率は10%を超えた。福岡県は2,454万円(同5.8%下落)となった。