日鉄興和不動産(株)は9日、九州エリアに大規模データセンター(DC)を開発する「VOLTAプロジェクト」(北九州市若松区)に参画すると発表した。同社がDC開発に参入するのは初めて。
アジア・パシフィック・ランド・(ジャパン)・リミテッド(日本支店:東京都港区、代表:高原義宣氏)が推進する「九州デジタルゲートウェイファンドPJ」の一環。北九州市や同県糸島市にAIやハイパースケールクラウド企業向けのデータセンターを整備することで、次世代のデジタルインフラ構築を目指す。今回はその初弾プロジェクトで、約6haの敷地に120MW規模のデータセンターを開発する。
九州域内は国内ファイバー網との強力なアクセスおよび韓国やアジア太平洋地域の主要市場へ海底ケーブル網を通じて直接接続可能なネットワークアクセスが確保されていることから、東京・大阪圏に次ぐ国内第3のデータセンターハブの適地としている。
稼働は2029年の予定。