国土交通省は12日、マンション管理において管理業者管理方式を採用した場合の関連書式を策定・改正した。2026年4月1日に施行される改正「マンション管理適正化法」に対応したもの。
管理業者管理方式の事務委託契約書のひな形となる「マンション標準管理者事務委託契約書」を新たに策定。管理業者の業務内容や印鑑等の保管、報酬、利益相反取引の制限などを規定する内容となっている。
また、「マンション標準管理委託契約書」を同方式に対応するよう改正。定期的に説明会を開催して組合員等に報告する義務や、利益相反取引の制限等について規定した。さらに現行の標準管理規約が同方式の採用を想定していないことから、「マンション標準管理規約(書き換え表)」も策定。管理者に関する基本的な事項や管理者の退任・辞任・解任時の措置等についての資料とする。
これらの書類の詳細に関しては、同省のホームページを参照。