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三菱地所レジデンス（株）、三菱倉庫（株）が開発中の分譲マンション「ザ・パークハウス門前仲町」（東京都江東区、総戸数240戸）の販売が好調に進んでいる。エリアでは23年ぶりとなる総戸数200戸超という規模、定期借地権付き分譲により価格を抑え、70平方メートル台の3LDKをメインに据えた商品企画が、プレファミリー中心に評価を得ている。
同物件は、東京メトロ東西線他「門前仲町」駅徒歩8分、同半蔵門線「水天宮前」駅徒歩9分に立地。建物は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造地上13階建て。ZEH-M Oriented仕様。約5,600平方メートルの敷地は、マンション売り主でもある三菱倉庫の事業所跡地で、近年は駐車場として使われていた。同社から三菱地所レジデンスが期間70年で借り上げ、転貸する定期転借地権付きマンション。竣工は2027年10月中旬予定。
敷地は北東・南東・西北の3方道路で、南西側は公園。周囲は低層オフィスや店舗、戸建住宅などが立ち並ぶ。建物は3棟構成で、建物内および共用棟にゲストルーム、コミュニティリビング、ワークスペース、マルチスタジオなどの共用施設を用意する。
住戸は1DK～4LDK（現在販売中は2LDK・3LDK）。70平方メートル台の3LDKが6割。エントランスオートロック・メールコーナー・ごみ置き場・共用棟は顔認証セキュリティを導入。リビング天井高は2,450mm（1階は2,650mm、13階以上は2,800mm）。食洗機、ディスポーザー、クオーツストーンキッチン天板・カップボード・洗面所、ミストサウナ、床暖房などが標準。また、洗浄・防汚効果のあるウルトラファインバブル搭載の給湯器、温浴効果のあるマイクロバブルバスを採用している。80平方メートル以上の40戸はプレミアム仕様として、キッチン天板のサイド貼り下し、タッチレス水栓、廊下タイル張りなど設備仕様をグレードアップする。
25年4月からエントリー受付を開始し、現在までのエントリー数は約5,700件。7月上旬にモデルルームをオープンし、750組が来場している。10月から1期53戸を販売。販売価格は1億290万～1億990万円、坪単価は620万円。全戸平均は590万円。これまで86戸を供給し8割が契約済み。現在先着順で販売中の20戸は、専有面積約59～74平方メートル。販売価格は1億800～1億4,360万円。
購入者の5割が地元江東区在住者、2割が中央区。地下鉄利用の都心勤務者のほか、水天宮のTCAT利用を想定した羽田・成田勤務者などの購入も目立った。定借分譲による周辺物件比較との割安感、70平方メートル台の3LDKという広さ、交通アクセスへの評価が高い。
