三幸エステート(株)は15日、2025年11月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(1フロア当たりの面積200坪以上の賃貸オフィスビル)のマーケットデータを公表した。
東京都心5区のオフィス空室率は1.13%(前月比0.25ポイント低下)と、前月から小幅に改善した。港区の新築・築浅ビルや湾岸エリアで空室消化が進んでいることが要因。貸付総面積に対する募集面積の割合を示す潜在空室率は2.62%(同0.17ポイント低下)。空室率・潜在空室率ともに9ヵ月連続の低下となり、低下傾向が継続している。
1坪当たりの平均募集賃料は3万1,423円(同296円上昇)。再び上昇に転じ、上昇傾向が続いている。募集面積は28万4,059坪(同1万3,985坪減)となった。
全国6大都市の空室率は東京23区1.7%(同0.3ポイント低下)、札幌市3.3%(同0.1ポイント低下)、仙台市5.0%(同0.1ポイント低下)、名古屋市2.4%(同変化なし)、大阪市2.2%(同0.1ポイント低下)、福岡市4.7%(同0.6ポイント低下)。