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25年のSC、18施設が開業し全国3,052施設に

「SCは、量的拡大から質的向上へと展開する局面に入ったのではないか」と語った菰田正信会長

 (一社)日本ショッピングセンター協会は16日、ワテラスコモンホール(東京都千代田区)において、2025年度冬季定例記者懇談会を開催。SC業界の動向について説明した。

 25年1~10月のショッピングセンター(以下、「SC」)の売上高は、物価高の影響に加え、販促施策、テナント入れ替えや改装を実施したSCが好調で、各月で前年同月を上回り、堅調に推移した。
 25年オープンのSCは18と、前年比20減で統計開始以来最少。平均店舗面積は2万2,935平方メートルと過去10年間で最大となり、平均テナント数も91店舗と過去10年で最多に。25年末のSC総数は3,052(前年比13減)となった。26年の新規開業予定は、「OIMACHI TRACKS SHOPS & RESTAURANTS」(東京都品川区)、「八王子インターチェンジ北」(東京都八王子市)など23施設。

 菰田正信会長は、「25年の新規開業SC数は減少したが、1つのSC当たりの規模は大きくなっており、こうした状況を踏まえると、量的拡大から質的向上へと展開する局面に入ったのではないかと思われる。この状況を踏まえ、当協会が目指すべき方向については、働きやすい職場環境の整備、地域社会の持続的な発展への貢献、リアルな場の強みを生かした来館価値の向上、の3つと考えている」と語った。


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