IT tower TOKYO合同会社は17日、旧池袋マルイ跡地で開発する複合ビル「IT tower TOKYO」プロジェクトの施設概要等を発表した。JR「池袋」駅西口エリアでは「メトロポリタンプラザ」以来の大規模物件の供給となるという。
同駅に地下道で直結。地上経路は、駅西口からアゼリア通りを直進した場所に位置する。敷地面積は3,348平方メートル。建物は鉄骨造一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造地上27階地下4階建て、延床面積は4万1,639平方メートル。最高高さは140m。制振構造を採用している。
地下1階~地上4階が商業施設、5階にはシェアラウンジを設置。6~25階にオフィスを設け、26・27階は機械室とした。オフィスの基準階最大貸室面積は963.20平方メートル。48m×19mの整形無柱空間、天井高は3,000mmで、フレキシブルな働き方に対応する。ワーカーサポート施設も充実させ、5階のシェアラウンジはカルチュア・コンビニエンス・クラブが運営する。三井不動産(株)のシェアオフィス「ワークスタイリング」もオープンする予定。このほか、リフレッシュスペースや高層階入居企業だけが利用できるプレミアムラウンジ、総合健診センターも設けた。
環境への配慮では、使用電力の100%を再生可能エネルギー発電で調達。さらに、コージェネレーションシステムを採用して省エネを図り、「ZEB Ready」の認証も取得した。災害時には非常用発電機が72時間の電力供給を行なう。
12月末に竣工し、2026年3月14日に開業する予定。