国土交通省は16日、2回目となる「脱炭素都市づくり大賞」の受賞事業が決定したと発表した。
2030年度ネットゼロを目指す優れた脱炭素型の都市の開発事業を表彰し、脱炭素型の都市づくりを促進することを目的に、環境省と共同で23年に創設したもの。
緑地の創出やエネルギー利用の効率化等の優れた取り組みを表彰する「国土交通大臣賞」は、東日本旅客鉄道(株)等の「TAKANAWA GATEWAY CITY」(東京都港区)。敷地内および周辺の施設へのエネルギーの面的利用が行なわれたことなどが選定理由となった。
脱炭素、資源循環、ネイチャーポジティブの取り組みとして特に優れた「環境大臣賞」は、清水建設(株)の「温故創新の森 NOVARE」(東京都江東区)。街区融通システム「ネツノワ」等を採用し、多数のエネルギー削減や効率化の取り組みに挑戦したことが評価された。
特別賞は(株)アドバンテックの「糸プロジェクト」(愛媛県西条市)、特別賞・小規模チャレンジモデルはスマートソーラー(株)等の「PPAによる広野町マイクログリッド構築事業」(福島県双葉郡)、明豊ファシリティワークス(株)等の「みのわサスティナブルエネルギーPG」(長野県上伊那郡)が選ばれた。
表彰式は、26年1月15日17時30分~18時30分に、時事通信ホール(東京都中央区)で行なわれる。