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三菱地所レジデンス(株)は18日、分譲マンション「ザ・パークハウス 亀戸九丁目」(東京都江東区、総戸数99戸(募集対象外住戸38戸含む))を報道陣に公開した。
都営新宿線「東大島」駅徒歩8分、JR中央・総武線「亀戸」駅徒歩19分に立地。「東京」駅約7km圏内に位置し、旧中川や荒川に近く緑豊かな周辺環境が特徴。敷地面積は1,632.10平方メートル。建物は鉄筋コンクリート造地上13階建て。ZEH-M Oriented仕様。施工は(株)長谷工コーポレーションで、同社が開発した環境配慮型コンクリート「H-BAコンクリート」を地上および地下の構造部材に採用することで、約370tのCO2排出量削減を実現している。竣工は8日。
住戸は間取り1DK~3LDK、専有面積29.10~73.08平方メートル。梁を戸境壁に内蔵することにより広々とした室内空間を実現。ファミリータイプの85戸に可動式間仕切りを採用し、生活スタイルに合わせ間取りを柔軟に変更できるようにしている。リビング・ダイニングの天井高は約2,500mm。床暖房、食洗機、ディスポーザー、カップボード、洗濯機置き場上の吊戸棚などを標準としている。
三菱地所レジデンスの「伝統工芸応援プロジェクト」(詳細は、過去のニュースを参照)の第3弾物件として、1階共用部のラウンジに、地元の職人による江戸べっ甲と江戸切子の壁掛けオブジェを設置。各階のエレベーターホールには、江戸べっ甲を装飾した階数表示サインと、江戸切子職人がデザインした切子文様の防風スクリーンを設けている。
防災ツール「First Mission Box(ファースト ミッション ボックス)」と「Second Mission Box(セカンド ミッション ボックス)」(詳細は、過去のニュースを参照)を導入。共用部ラウンジに設置されたボックスを開け中に入った指示カード通りに動くことで、初期活動および中長期の被災生活において、居住者同士がスムーズに助け合える体制を構築できる。
10月14日にホームページを公開し、これまでのエントリー受付数は800件弱。12月13日にモデルルームの来場予約を開始し、既に72件の予約を受けている。エントリー者およびモデルルーム来場予約者は、共に江東区在住が約3割を占め、他は墨田区、中央区、江戸川区が多数。千葉県や埼玉県も数%程度いる。
反響の中心は20歳代後半から30歳代半ばのファミリー・プレファミリー。保育園や小中学校などが近隣にある充実した子育て環境や、周囲に複数のスーパーマーケットが点在する生活利便性の高さなどが評価されているという。
完成後販売で、1期販売は2026年3月上旬に開始予定。販売戸数・価格については未定で、三菱地所レジデンス第三開発部長の魚住尚文氏は、「周辺で分譲マンションの新規供給の事例も少なく、価格設定が難しいエリアと考えている。実際に物件を見ていただいて、反響を見ながら決める形になるのが正直なところだ」と話した。引き渡しは同年5月下旬の予定。
なお、購入個数を2戸までに制限するなど、(一社)不動産協会が示した分譲マンションの投機的短期転売問題への対応策(詳細は、過去のニュースを参照)を実施するとしている。
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