合同会社桜島開発は18日、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のオフィシャルホテルで唯一の外資系となる「Osaka Sakurajima Resort」プロジェクト(総客室数817室)を着工したと発表した。
同社は、鹿島建設(株)、日本郵政不動産(株)、SMFL みらいパートナーズ(株)、京阪神ビルディング(株)が共同出資して設立。JR桜島線「ユニバーサルシティ」駅徒歩6分に位置する、西側はUSJ、東側は安治川河口に面する1万7,246平方メートルの敷地に、インターコンチネンタル244室、キンプトン246室、ホリデイ・インリゾート327室で構成される「トリプルブランド」ホテルを建設する。
建物は東西の2棟構成で、鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄骨造地上14階地下1階建て、延床面積10万494平方メートル。設計・施工は鹿島建設。付帯施設としてレストランやプールなどを設ける。竣工および開業は2029年の予定。
なお桜島開発は、計画地と安治川の間に位置する此花西部臨港緑地エリアにおいて、23年3月に公募型プロポーザル「此花西部臨港緑地エリア水辺賑わいづくり事業」の事業予定者に選定されている。同事業では、歩行者デッキや広場の整備、アートの設置を行なうことで、周辺施設と一体となった水辺空間の形成を目指す。