不動産情報サービスのアットホーム(株)は19日、同社ネットワークにおける2025年11月の首都圏新築戸建ておよび中古(既存)マンションの登録価格データを公表した。
同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された物件の1戸当たりの売り希望価格を、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、埼玉県(さいたま市/他)、千葉県(西部/他)の8エリアで集計。アットホームラボ(株)が分析した。
新築戸建ての平均価格は4,885万円(前月比0.4%上昇)と、4ヵ月連続で上昇した。エリア別に見ると、東京23区8,107万円(同1.9%上昇)、東京都下5,063万円(同0.2%上昇)、横浜市・川崎市5,490万円(同0.3%上昇)、神奈川県他4,391万円(同0.3%上昇)、さいたま市4,574万円(同0.3%下落)、埼玉県他3,793万円(同横ばい)、千葉県西部4,584万円(同0.5%上昇)、千葉県他3,471万円(同0.5%上昇)。
6エリアで前月比上昇。前年同月比は8ヵ月連続で全エリアが上昇した。中でも東京23区は前年同月比で14.7%上昇と、17年1月以降で最大の上昇幅となり、平均価格は8,000万円台に達した。なお、東京都(23区/都下)、神奈川県(横浜市・川崎市/他)、千葉県(西部/他)の6エリアが、17年1月以降最高額を更新している。
既存マンションの平均価格は5,053万円(同2.8%上昇)と、16ヵ月連続で上昇し、初の5,000万円台に。エリア別では、東京23区7,929万円(同3.7%上昇)、東京都下3,421万円(同0.1%下落)、横浜市・川崎市3,724万円(同0.2%下落)、神奈川県他2,731万円(同0.2%上昇)、さいたま市3,481万円(同2.7%上昇)、埼玉県他2,594万円(同1.2%上昇)、千葉県西部2,916万円(同横ばい)、千葉県他2,121万円(同1.1%下落)。
エリア別では、3エリアが前月比で下落。前年同月比では7ヵ月連続で全エリアが上昇している。なお、東京都23区は16ヵ月連続で17年1月以降の最高額を更新した。