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フラット35、補正予算に伴う制度拡充を実施

 (独)住宅金融支援機構は23日、令和7年度補正予算に伴い、「フラット35」等について制度拡充を実施すると発表した。

 物価高に伴う住宅価格の上昇に対応するため、「フラット35」の融資限度額を8,000万円から1億2,000万円へ引き上げ。また、「フラット35」の対象となる一戸建て住宅等における床面積の下限を、70平方メートル以上から50平方メートル以上に見直す。いずれも2026年4月の予定。

 全期間固定金利の住宅ローンへの借り換えの円滑化、子育て世帯等の支援のため、「フラット35」借換融資の見直しも実施。これまで対象外としていた「フラット35」子育てプラスを、「フラット35」借換融資でも利用できることとする。金利引き下げは、若年夫婦または子供1人の家族が当初5年間年0.25%、子供2人の家族については当初5年間0.50%引き下げる。また、借入期間算出の基準となる年数を35年から40年に延長する。いずれも26年3月の予定。

 さらに、「残価設定型住宅ローン」の民間金融機関による提供を支援するため、残価が当初の想定を下回った場合の金融機関の損失をカバーする「特定残価設定ローン保険」制度を、26年3月に創設する予定としている。


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