不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

生成AI活用した価格査定サービス/ウィル

 (株)ウィルは、独自の生成AIによる不動産価格査定サービスのβ版を19日にスタートした。(株)LIFULLとの共同開発によるもの。

 5月に提供を開始した「AIウィルくんのマンション査定BETA(LINE)」の対象物件種別と対象エリアの拡充を図ったサービス。無料会員登録を行なったユーザーが、ウェブ上で物件情報を入力すると、AIが査定。2~3分で査定レポートを作成し、ユーザーに提供する。ユーザーはそれを基にAIに質問することもできる。

 従来の機械学習型AIを使ったツールでは、査定結果を一方的に提示するだけだったが、査定の妥当性や根拠に疑問が残りやすく、ユーザーが納得しづらいことが課題として指摘されていた。新サービスでは、リフォーム価値や古家解体費用の算出、同社の不動産価格研究の成果などを算出アルゴリズムに反映させており、実勢価格に近い査定をできるようにした。

 サービス提供エリアは東京圏、関西圏、名古屋圏。


最新刊のお知らせ

2026年1月号

地場企業の戦略を探る! ご購読はこちら