サッポロホールディングス(株)は24日、不動産事業の譲渡を発表した。
完全子会社で、サッポロ不動産開発(株)(SRE)に対して、PAGインベストメントマネジメント(株)および米投資ファンドのKohlberg Kravis Roberts & Co. L.P.(KKR)らが運営するファンドが出資するSPARK合同会社が出資することなどを含む一連の取引を決議、取引契約を締結した。取引価額はSREの借入金等を含めて4,770億円。
SREが保有する資産のうち、恵比寿ガーデンプレイスの新作受益権の準共有持ち分の30%、銀座プレイスなどは取引対象からは除き、サッポロビール(株)に移管する。それぞれ、将来価値の向上の状況等をみて流動化を検討する。
2026年6月1日にSPARKがSRE株式の議決権51.0%を取得。28年6月1日に29.0%を追加取得し、29年6月1日にサッポロHDが保有するSRE議決権のすべてをSPARKが取得する。
今後、サッポロHDは酒類事業に経営資源を集中させることとなる。