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25年の休廃業件数、3年ぶりに減少/TDB調査

 (株)帝国データバンクは9日、「全国企業『休廃業・解散』動向調査(2025年)」結果を発表した。

 25年に全国で休業・廃業、解散を行なった企業(個人事業主を含む、以下、「休廃業」)は、6万7,949件。同年1月以降、休廃業、解散件数は前年を大幅に上回る水準が続き、年間件数としては前年と比べ1,070件・1.6%の減少となった。3年ぶりに前年を下回ったものの、過去10年では24年に次いで2番目に多い水準となった。

 休廃業した企業の雇用人数(正社員)は少なくとも累計9万3,272人に及び、前年(8万7,003人)から約6,000人増加。16年以降で最多を更新した。消失した売上高の合計は2兆4,909億円に上り、前年(2兆9,493億円)から減少した。

 また、25年に休廃業となった企業のうち、保有資産の総額が債務を上回る状態で休廃業した件数(=「資産超過型」)の割合は63.4%を占め、2年ぶりに前年を下回った。休廃業する直前期の決算で当期純利益が「黒字」だった割合は49.1%となり、5年連続で低下し、16年以降で初めて50%を下回った。中でも中小零細企業がひっそりと事業を畳む「静かな退場」が増加している。「黒字」かつ「資産超過」状態での休廃業が判明した企業の割合は全体の15.2%。「25年の休廃業・解散動向は総じて、物価高や人件費などのコスト上昇を受け、損益が悪化した企業の割合が高まった点が特徴」としている。

 業種別では、その他(詳細不明を含む)を除く7業種すべてで前年から増加。最も件数が多い「建設業」(8,217件)は、前年から0.7%増加し、過去10年では16年に次いで多かった。「不動産業」(1,913件)は、前年から2.5%の増加となった。


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