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高タイパのリノベサービスを拡充/リノベる

G1タイプのコンセプトルーム。壁は土をブレンドした塗装で上質な質感を演出、床は落ち着いた色のフローリングとした
キッチンは、手元を隠し生活感を感じさせない高さの腰壁に。自動水栓や大容量の食洗機を採用した

 リノベる(株)は22日、新サービス発表会を開催。セレクテッドリノベーションサービス「The R. by RENOVERU」に2つのプロダクトを追加した。

 新築マンションの価格高騰・供給減により、既存マンション購入が一般化する一方、多くの検討者が「既存でもリノベ済みでも間取りがしっくりこない」「自分でリノベーションするのは負担が大きい」「内装や設備の古さや築古なのが不安」という課題を抱えている。実際、同社調べのアンケート結果によると、約7割が住まいに不満を抱えており、その上位3項目はすべて「間取り」に起因するものだった。そこで2024年10月、「間取りは自由設計、設備・仕様はリノベるが厳選」するセレクテッドリノベーションサービスとして「The R. by RENOVERU」をリリース。1年半で100組超が同サービスを選択したことから、新たに2つのプロダクトを加えることとした。

 プロダクトを決定するに当たり、これまで手掛けてきた累計7,000戸超の実績から、住まいの仕様やデザインは単なる好みではなく、「どう過ごしたいか・生きていきたいか」という価値観や「ライフスタイル」に紐づくものであると考察。ライフスタイルは多種多様だが、蓄積してきたデータを基にいくつかのスタイルに一般化できると考えた。その結果、現在提供している「E1(変わらない本物の価値)」に、「G1(忙しい日常に癒しの時間を)」と「C1(飾らずに自分流で楽しむ)」の2つのプロダクトを追加。SNSのフォロワー向けアンケートでも、3つの支持比率は「E1:G1:C1=48%:28%:24%」となり、ニーズをバランスよくカバーできることが分かった。

 同サービスは、同社が設備仕様をセレクトするため、「3つのプロダクトから選択」→「物件探し・購入」→「設計担当者と間取りを決定」という3つのステップで完結できるのが特徴。フルスケルトン方式を採用し、見えない配管や配線などインフラ部分も刷新する。断熱性能を高めることも可能で、長期的に安心して生活できる空間を手に入れることができる。

 E1プランは、素材や質感をシンプルに。多くのユーザーに支持される設備機器や建具を厳選し、リノベーションの定番を追求した。リノベーション価格は1,235万円(60平方メートル・税込み)から。仕事や家事に追われるユーザーを想定したG1プランでは、全自動浴槽や自動洗浄トイレなど家事を楽にしてくれる設備機器を採用。自然を感じられる仕上げの色と素材、落ち着いた照明計画により、くつろぎと癒やしの空間を提供する。価格は2,205万円から(同)。C1プランは、クリエイティブに暮らしたいユーザー向けのカジュアルなプロダクト。天井を現しにするなど、できるだけ無駄を削ぎ落しコスパを追求している。住んでからDIYやカスタマイズを楽しむ仕様。価格は995万円から(同)。
 現在、3つのライフスタイルを体感できるコンセプトルームを都内3拠点(港区乃木坂、世田谷区二子玉川、新宿区神楽坂)で展開している。

 今後の展開について、同社執行役員でホームソリューション本部本部長の安江 浩氏は、「フルオーダーと合わせ、年間約1,000件を手掛けていきたい。このサービスが、既存住宅の購入時に選べるプロダクトとして浸透することにより、既存住宅流通の活性化と循環型社会の実現に寄与できれば」と話した。


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