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地所レジ、分譲・賃貸マンションで「GX ZEH」を標準に

 三菱地所レジデンス(株)は2日、新築分譲マンション、賃貸マンションについて、「GX ZEH(グリーントランスフォーメーション・ゼロエネルギー・ハウス)」を標準仕様として導入することを決定したと発表した。2026年4月以降に用地を取得する物件から導入する。先行して、すでに用地取得済みの賃貸マンション2物件から先行導入する。

 「GX ZEH」は、従来のZEH・ZEH-Mの外皮の断熱性能の大幅向上や高効率な設備システムの導入、再生可能エネルギーの導入により、室内環境の質を維持しながら省エネルギーを実現し、年間の一次エネルギー収支ゼロを目指す住宅。現行のZEH(ZEH/ZEH-M Oriented)では断熱等級5を基準とし、一次エネルギー消費量を20%以上削減することが要件だったが、「GX ZEH」では断熱性能等級6が求められ、一次エネルギー消費量の削減率も35%へと引き上げられている。

 新定義の評価方法は27年度から適用開始となり、現行定義の新規取得は28 年3月末までとなる予定。同社は制度開始に先駆けて標準仕様として導入することで、自社で定めた「30年までにCO2排出量を19年比50%削減」を早期に達成し、脱炭素社会の実現をさらに加速させる。

 「GX ZEH」を先行導入するのは「(仮称)中央区日本橋横山町9番1計画」および「(仮称)世田谷区太子堂4丁目計画」で、いずれも賃貸マンション。導入に当たっては、これまでZEH水準で培ってきた外皮(断熱)性能の強化をベースに、空調や給湯設備を高効率に運転できる機器へ最適化を図る。これにより、再生可能エネルギーを除く一次エネルギー消費量を35%以上削減する。また、太陽光発電と非化石証書付き電力を組み合わせた同社独自のシステム「soleco+(ソレッコプラス)」を活用。太陽光発電の導入や共用部の非化石電力化を推進することで、建物運用におけるCO2排出量のさらなる低減と電力の脱炭素化に貢献する方針。


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