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東京建物、DC開発に参入。大阪で初弾

「Zeus OSA1」外観イメージ

 東京建物(株)は、データセンター(DC)開発事業「Zeus OSA1」(大阪市住之江区)を2025年12月に着工したと発表した。

 同社は30年を見据えた長期ビジョンにおいて、新規事業の確立を重点戦略の一つと位置付けており、その一環としてインフラ・インダストリー領域におけるDC開発事業の推進を計画。同事業が第1号物件となる。

 シンガポールのDC企業であるSC Zeus Data Centers(以下、SC Zeus)との共同事業。東京建物が不動産開発で培った経験と、SC Zeusの先進的で堅牢かつ高効率なDCの企画・開発・運営の知見を生かしていく。

 初弾の「OSA1」は、敷地面積は約1万3,956平方メートル。建物は鉄骨造・免震構造地上7階建て。延床面積は約1万9,016平方メートル。土地建物に加え、専用設備も保有し、クラウド・サービス・プロバイダーやエンタープライズに向けてサーバースペースだけでなく電力供給等のサービスも提供する。

 大阪中心部のインターネットエクスチェンジから約10kmに位置していることから、低遅延のネットワーク接続を実現し、金融取引やリアルタイムAI推論等の高度な情報処理を可能にする。また、高い電力負荷需要に備え、高電力密度に対応する。また、予備設備を備えることで、万が一のトラブルにも対応できる体制を整えながら、高効率設計により最新AIアプリケーションに必要な高性能環境を提供していく。

 また、現場の作業負担を軽減するプレファブリケーションを活用した機械・電気・配管(MEP)施工方式を導入。日本市場で深刻化するMEP専門人材不足への対応と、工期短縮・品質安定化を同時に実現する。

 稼働開始は28年(第1期)、ITロードは25MW(第1期)。

 東京建物は今後の国内でのDC分野の成長を見込み、SC Zeusと継続的な戦略パートナーとして連携を深めていく考え。


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