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東急不動産(株)は9日、刃物や調理道具などのメーカーの貝印(株)と連携し、東急不動産の分譲マンションブランド「BRANZ(ブランズ)」の入居者を対象に、上質な食体験を提供する新サービス「MY GRAND CHEF for BRANZ(マイグランシェフ フォーブランズ)」を提供すると発表した。
ソフト面からの物件の付加価値向上の一環。マンション入居者の体験価値を高めることを考える中で、家族が食卓を囲む時間が減少しがちな都市型マンションの課題に注目。近年は発酵を軸とした食品開発、料理教室ネットワーク組織「Kai House Club」の運営、著名シェフ監修メニューを楽しめるレストラン「Kitchen Stage」の企画運営など、食分野全般において事業を展開する貝印と連携し、同サービスを提供することとした。
入居者の予約に基づき、国内でも屈指の腕を持つシェフが、マンション内の共用ダイニングに「出張」。コース形式からパーティ形式まで、事前の要望に応じオーダーメイドで料理を振る舞う。基本価格は1回当たり55万円~(税込)。連携シェフは、中華料理店「4000 Chinese Restaurant」の菰田欣也氏、イタリアンレストラン「Shin Harada」の原田慎次氏、日本料理店「賛否両論」の笠原将弘氏の計3人でスタートする。
2027年から、「ブランズタワー大崎」「ブランズタワー横浜北仲」で提供を開始。首都圏の大規模物件において導入を検討していく。プロ仕様ではない共用ダイニングしかない物件、あるいは共用ダイニングがない物件の入居者に対しては、「われわれが再開発を進める東京・渋谷で同じような体験ができるスペースを用意したい」(東急不動産住宅事業ユニット再開発事業本部上席執行役員本部長・鮫島泰洋氏)という。
同日の記者発表会で、貝印上席執行役員ビジネス開発本部本部長の遠藤 加奈子氏は、「当サービスを通じ、食事の時間から日々の暮らしをより豊かにすることができれば非常に光栄だ」とコメント。鮫島氏は、「顧客の体験価値の向上という点では、食にとどまらず、スポーツやアートに興味がある人も大勢いる。顧客の声を聞きながら、『希少な価値をBRANZから得られた』と言われるような体験を、一つずつ作っていきたい」と話した。
同サービスでは、完全予約制の導入と事前の詳細なヒアリングにより、食材の必要量を適正化。加えて、食材を最後まで使い切る調理法や、規格外野菜の積極的な活用などにより、フードロス削減へも貢献する。