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高円寺に「PATH」シリーズ20棟目のリノベ賃貸

「PATH高円寺」エントランス。経年変化を楽しめる素材・コールテン鋼を採用している
自分の好きなものを一面に飾ることができる造作可動棚は、ベッドスペースとLDKを緩やかに仕切る役割も

 (株)リビタは24日、賃貸マンション「PATH高円寺」(東京都杉並区、総戸数11戸)の竣工に当たり、プレス向け内覧会を開催した。

 「PATH」シリーズは、老朽化等の課題を抱えた賃貸物件を取得し、現代のライフスタイルに即した賃貸住宅へとリノベーション。不動産価値収益性を高めた上で、一定期間保有後に売却するという、同社の1棟リノベーション賃貸マンション事業。2019年から事業を開始。今回竣工した「高円寺」がシリーズ20棟目となり、現在は首都圏で8棟を運用している。

 「PATH高円寺」は、JR中央線・総武線「高円寺」駅徒歩6分、東京メトロ丸ノ内線「新高円寺」駅徒歩7分に位置。延床面積1,089.15平方メートル、鉄筋コンクリート造地上5階建て・築37年の賃貸マンションを同社が25年4月に取得。約5ヵ月の工事期間を経て26年2月に竣工した。

 ファッション、音楽や芸術など独自のカルチャーが確立されている「高円寺」というエリア特性を生かし、全体コンセプトを「めいっぱいの自分らしさ」に決定。高円寺を拠点に活躍するアーティストと連携し、エントランスやエレベーターホールなどの共用部、および一部住戸内に壁画アートを制作している。

 住戸面積は57.5平方メートル(9戸)、92.3平方メートル(2戸)。フルスケルトン後、従前の2LDKの間取りを1LDK・スタジオタイプに変更した。都市のアトリエのような暮らしを目指し、収納と居住空間を一体的に捉えた設計を採用。いずれの住戸にも可動棚を造作し、住まい手が趣味やこだわりに合わせてカスタマイズできる余白を確保している。可動棚には自分の好きなものを飾り、趣味に没頭する暮らしを楽しむアトリエのような空間に。ベッドスペースとLDKを緩やかに仕切ることで、プライベートスペースも確保できる。既存の天井材や壁紙の跡をあえて残し無骨な風合いを楽しめる住戸や、壁画アート込みの住戸も用意した。

 エントランスには、経年変化を楽しめる素材「コールテン鋼」を採用。エレベーターホールまでの動線に照明と植栽を計画し、各専有部へと至るプロセスを「アトリエへの小径」としてデザインした。エレベーターホールは、天井ボードを撤去して開放的なエキスパンドメタルに変更。郵便受け跡の空間を活用し、入居者が作品を展示できるスペースをつくった。なお、現在壁画アートを制作中。

 1月15日より入居者募集を開始。数件の内覧があり、クリエイターによる1件の申し込みが確定している。賃料は、周辺の新築賃貸物件並み、もしくは従前賃料の20~50%アップを目指し設定する見込み。

エントランスホールの天井は開放的なエキスパンドメタルに変更。現在、壁画アートを制作中
既存の壁紙の跡をあえて残し、無骨な風合いを楽しめる内装デザインを採用した


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