東京建物(株)は2日、同社が再開発組合の一員として参画し、東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合が推進する「TOFROM YAESU TOWER(トフロム ヤエス タワー)」が2月28日に竣工したと発表した。
国家戦略特区での大規模複合開発。「東京駅前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業」B地区の開発で、地下4階・地上51階の大規模複合ビル。八重洲地下街を介して東京駅に直結し、オフィス、商業施設、劇場・カンファレンス、バスターミナル、医療施設など多様な用途で構成される。
建物は、重なりダンパーと手裏剣ダンパーを採用したハイブリッド制震構造とすることで、超高層建築物の構造計算基準で定められた地震動の1.5倍に耐える高い耐震性能を備えるほか、エリアの地盤特性を考慮した長周期地震動と共振しない構造計画に。被災度判定システムも導入し、建物構造の被災状況を早期に判定、速やかな復旧計画の立案を可能にしている。
非常時の電力確保と水害対策を徹底。約1,800人が一時滞在できる約3,000平方メートルの帰宅困難者受け入れスペースを確保し、帰宅困難者向けの防災備蓄倉庫も新設した。
また、高い日射遮蔽効果を持つLow-Eペアガラス、LED照明、明るさ・人感センサーによる自動照度調整機能、エネルギー利用量の見える化をはじめとした省エネの取り組みも推進。屋上への太陽光発電パネルの設置により、再生可能エネルギーの創出も実現した。これら取り組みにより、年間一次エネルギー消費量を標準的な建物と比較し50%以上削減。DBJ Green Building認証 プラン認証5つ星、ZEB Ready(事務所部分)、CASBEE Sランクを取得している。
同事業は、A地区で開発中の「TOFROM YAESU THE FRONT(トフロム ヤエス ザ フロント)」の竣工(2026年7月予定)をもって、「TOFROM YAESU」街区全体が完成を迎える。