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ICT機器のオフィス外集約へ、IOWN APN活用を検証

 NTTアーバンソリューションズ(株)を含むNTTグループの4社(※)はこのほど、IOWN APNを活用し、高度なICT機器をオフィス街に集約する新たなオフィスモデルの検証を実施した。

 IOWN APNとは、光信号を用いて低遅延かつ高速通信を実現する次世代ネットワーク技術。建設・設計分野のBIM活用をはじめ、ゲーム・映像分野での高度な処理、製造業におけるAIを活用した素材開発などでは、計算能力の確保が企業競争力を左右する重要な要素となっている。しかし高度なICT機器をオフィス内に設置・運用するには、消費電力確保や発熱対策の実施、機器重量対策、設置スペース確保などが必要となる。一方で、ワーカーのオフィス回帰が進む中、ワーカーのパフォーマンスの最大化、コミュニケーションの促進、人材獲得に向けての高度なICT環境の提供やオフィス環境の整備についての重要性が増している。データセンターに集約し、オフィスから遠隔利用するというのも有効な選択肢ではあるが、帯域や遅延制約により大規模なデータを扱う場合や高速な応答性が必要な場合は、その必要な要件を十分に満たせないケースもあった。

 そこで、今回、NTTドコモソリューションズの都内データセンターとNTTアーバンソリューションズが運営するビル「秋葉原UDX」内の「未来のオフィス 4×SCENE」、さらにNTTファシリティーズがビル「田町グランパーク」内で運営する共創空間「FL@T」をIOWN APNで接続。協力企業10社に、動画視聴やデータ転送、BIMソフトなどを体感してもらい、オフィスにおけるIOWN APNの有用性を検証した。結果、遠隔作業の操作性について「画質」「映像の滑らかさ」「データ転送速度」等についてアンケートを実施したところ、高評価の回答が90%を超えた。

 今後は、NTTドコモビジネスが運営する共創ワークプレイス「OPEN HUB Park」に展示し、本格導入に向けてさらに検討を進める計画。

 ※NTTアーバンソリューションズ、NTTドコモビジネス(株)、NTTドコモソリューションズ(株)、(株)NTTファシリティーズ


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