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地所レジ他、津田沼の大規模開発地で防災訓練

「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」での安否確認訓練。各住戸の玄関を手分けして巡回し、マグネットサインをチェック
安否確認の参加率を集計。「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」は約73%となった
マンホールトイレの設営訓練

 三菱地所レジデンス(株)と三菱地所コミュニティ(株)は8日、エリアマネジメント組織の(一社)奏の杜パートナーズや習志野市消防本部中央消防署谷津出張所等と共同で、「津田沼奏の杜」(千葉県習志野市)エリアの住民を対象とした防災訓練を実施した。

 同訓練は、三菱地所レジデンスの分譲マンション「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」(総戸数721戸)の住民により2015年にスタート。コロナ禍を除き毎年開催し、今年で11回目。奏の杜パートナーズの呼び掛けで、周辺のマンションや戸建住宅の住民も参加するようになった。
 今回はエリア内の分譲マンション「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜テラス」「ザ・レジデンス津田沼奏の杜」「ザ・レジデンス津田沼奏の杜テラス」(4物件で1,943戸)、エリア外の「津田沼ザ・タワー」(759戸)の住民など2,000世帯超・約8,700人が対象。26年2月には、住民のエリア防災意識の啓発、コミュニティ醸成等の成果、10年にわたる継続などが評価され「第30回防災まちづくり大賞(総務大臣賞)」も受賞している。

 当日は、まず各分譲マンション、戸建住宅ごとに安否確認訓練を実施。管理室から住民に呼び掛け、玄関へのマグネットサインを手分けしてカウントした。「ザ・パークハウス 津田沼奏の杜」の安否確認率は73.1%。その他のマンションも70%を超え、90%に迫るマンションもあった。

 エリアの中心にある「谷津奏の杜公園」では、子供でも参加しやすい体験型の防災訓練プログラムを用意。マンホールトイレの組み立て訓練、AED・心肺蘇生訓練、水消火器訓練や、煙体験、災害用伝言ダイヤル体験、起震車での地震体験等を実施した。また今回初めて、アイラップ(湯煎用のラップ)を使った防災食ワークショップや、参加者が考えた防災のキーワードをAIがつなげて「防災ソング」にするイベントも行なった。

 訓練には、習志野市長の宮本泰介氏も激励に訪れた。同氏は「この取り組みも、国が認めた訓練となった。訓練を通じて防災に関する気付きや教訓を得てもらい、また顔見知りを増やしていってほしい」などと語った。
 訓練の運営者を代表して挨拶した、「ザ・パークハウス津田沼奏の杜」団地管理組合防災委員会委員長の安部 修氏は「この規模での開催がすっかり定着した。訓練を始めたころは小さな子供だった方たちが、今年は学生ボランティアとして参加してくれた。彼らのような、新たな防災の担い手を育てていくフェーズに入ったと思う」などと語った。

布製担架を使っての搬送訓練
初の試みとなった「防災ソング」つくり。参加者があげたキーワードをAIがつなげて一つの歌にした
災害用伝言ダイヤルの体験


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