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大京穴吹建設大平新社長、修繕と新築を両輪で推進

「社員一人ひとりが誇りを持っていきいきと活躍できる環境づくりを目指す」と抱負を述べた大平新社長

 (株)大京穴吹建設の代表取締役社長に1月1日付で就任した大平幸司氏が17日、専門誌記者らと会見した。同氏は、1989年に(株)大京に入社後、開発・建設管理に携わり、大京穴吹建設の常務取締役を経て現職。

 社長就任にあたり、「社員一人ひとりが仕事と会社に対し、誇りを持って生き生きと活躍できる環境づくりを目指す。また、“誠実は最強の戦略”と心得、目先の利益を追求するのではなく、顧客からの信頼を積み上げていくことが利益の源になる。そういう信念を持って仕事に取り組んでいく」と抱負を述べた。

 事業方針について、同氏は「マンション修繕工事(大規模修繕工事)と新築工事の両輪で経営を推進していく」と言及。25年3月期の業績は、改修7:新築3の割合で、649億円の売り上げを計上した。「オリックスグループの管理会社である(株)大京アステージ、(株)穴吹コミュニティの管理するマンションの維持・管理をしっかりと行ない、グループの収益拡大に貢献したい」とした。

 マンション修繕工事については、「大規模修繕工事の受注は、2回目・3回目が割合の多くを占める。24年度末のマンションストックが713万戸、うち築25年超が368万戸という数字からも、今後は右肩上がりで受注が増えていくだろう」と予測。「修繕積立金の不足と建築費の高騰の差が埋まらず、一部工事の取りやめや延期が発生するおそれもあり、決して好循環ではない状況」としながらも、「『2年後の改修工事を行なうには資金が足りなくなる可能性があるので、修繕積立金の改定を今のうちから検討してはどうか』と管理会社に早期提案するなどして、居住者が安心して暮らせる住環境を提供していく」と話した。

 新築工事では、「着工時期を見据えた概算見積もりの作成を心掛けている。積算になったとしても、説明ができないようなコストの上昇は極力行なわない」とし、「新築工事を成長部門としているが、必要となる人材を確保して体制を確立した上で、足下を固めながら展開していく」と述べた。


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