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入居者の賃貸契約に関する相談トップは「家賃増額請求」

 (公社)全国賃貸住宅経営者協会連合会(ちんたい協会)は3日、「安心ちんたいコールセンターにおける無料相談集計」結果を発表した。

 同連合会では、家主・入居者を対象とした賃貸住宅に関する相談、住宅確保要配慮者からの転居相談等に対応するため「安心ちんたいコールセンター」を開設している。同報告は、2025年4月1日~26年3月31日に同コールセンターに寄せられた相談内容をまとめたもの。

 当期の相談件数は2,730件。前年度(2,664件)から、約2.5%増と過去最多となった。相談者属性は、「入居者」が2,071件で全体の75.9%に。「家主」からの相談は517件で18.9%だった。

 入居者の相談場面は「入居中」1,418件(全体の68.5%)がトップに。次いで「退去時」428件(同20.7%)、「入居前」133件(同6.4%)となった。家主の場合も、「入居中」が356件(68.9%)でトップ。「退去時」90件(同17.4%)、「入居前」47件(同9.1%)と続いた。

 相談者のトラブル等の相手は、相談者が入居者の場合は「管理会社」1,281件(同61.9%)がトップ。続いて「家主」532件(同25.7%)、「宅建業者」199件(同9.6%)という結果に。家主の場合は、「入居者」273件(同52.8%)、「管理会社」176件(同34.0%)、「宅建業者」46件(同8.9%)の順となった。

 入居者からの相談トップ3は「修繕」508件(同24.5%)、「賃貸商慣行アドバイス」363件(同17.5%)、原状回復・敷金礼金返還330件(15.9%)の順に。一方、家主の相談トップ3は「賃貸商慣行アドバイス」79件(同15.3%)、「サブリース」74件(14.3%)、「原状回復・敷金返還」56件(同10.8%)の順となった。 

 また、入居者による賃貸契約に関する相談(319件)のうち、家賃増額請求が135件(42.3%)と突出しており、物価高騰等を背景とした家賃交渉トラブルが高水準で継続していることが分かった。


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