(株)ザイマックス不動産総合研究所は28日、レポート「オフィスの募集期間(2026年)-東京23区におけるオフィス区画の募集期間とその特徴-」を公表した。
東京23区内に所在するオフィス利用可能な募集区画を対象に、区画が「募集中」として確認された最初の月から最後の月までを募集期間として算出した。募集が終了した区画化の実績値として中央値・平均値を算出すると共に、募集継続中の区画も考慮し、カプラン・マイヤー推定法による生存時間分析も行なった。
分析対象となる募集区画のうち、募集終了区画23万5,663を調査したところ、募集期間は中央値が5ヵ月、平均値が7.9ヵ月に。募集を継続中の区画を含む24万134区画についてカプラン・マイヤー推定法による生存時間分析を行なったところ、募集期間の中央値は5ヵ月、平均値は8.1ヵ月となった。生存曲線を見ると、継続率は比較的早い段階で低下。募集継続率は、募集開始から6ヵ月時点では約4割、12ヵ月時点では約2割となった。
立地別にみると、募集終了区画の中央値は都心5区・周辺18区ともに5ヵ月。一方、平均値は都心5区が7.6ヵ月、周辺18区が8.8ヵ月となり、周辺18区の方が募集期間が長い傾向が見られた。ちなみに、募集継続中の区画を含めたカプラン・マイヤー法での推定では、中央値が都心5区が5ヵ月、周辺18区が6ヵ月、平均値は都心5区7.8ヵ月、周辺18区9.0ヵ月。
区画面積別に募集期間を見ると、募集終了期間の中央値は「30坪未満」が4ヵ月、「30~200坪」が5ヵ月、「200坪以上」が6ヵ月と、区画面積が大きいほど募集期間が長くなる傾向が顕著に。同研究所では、「大きな区画ほど入居対象となるテナントが限られ、需給がマッチするまでに時間を要することなどが背景にあると考えられる」とコメントしている。