阪神電気鉄道(株)と阪急阪神不動産(株)は7日、マルチテナント型冷凍冷蔵物流施設「ロジスタ鳴尾浜」(兵庫県西宮市)の新築工事に着手したと発表した。冷凍冷蔵物流施設の開発は、「ロジスタ」シリーズにおいて初。
開発地は阪神タイガースの旧ファーム本拠地「阪神鳴尾浜球場」の跡地。阪神高速道路5号湾岸線「鳴尾浜」ICから約0.6km、阪神電気鉄道武庫川線「武庫川団地前」駅徒歩約16分。敷地面積約2万400平方メートル。建物は鉄骨造地上5階建て、延床面積約4万4,700平方メートル。1日に着工済み。
テナントの事業規模や用途に合わせ、1棟利用から最大6区画への分割利用まで対応。冷凍区画は-25~+5度の範囲で温度を設定できる。各区画には荷物用エレベーター1基と垂直搬送機1基を設置。1階と3階には合計36台分のトラックバースを設け、3階へはスロープを通ってトラックバースに乗り入れできる。陽圧除湿システムや遮熱用エアカーテンを導入することで、結露や霜の発生を抑制し、冷却負荷の低減を図る。
1階のエントランスホールなど共用部の壁面は土壁左官工法により、「阪神鳴尾浜球場」の内野グラウンドで実際に使用されていた黒土をアップサイクルして使用。湿度の調節や空気を清浄する効果を持つ自然素材も採用している。最上階には自然光を再現したサーカディアンリズム照明を取り入れた従業員用ラウンジも用意した。
非常用発電機等を2階以上に設置して浸水対策をするなど、事業の継続性を確保。環境面への配慮としてフロンガス規制に適合した自然冷媒、高効率な空調設備、太陽光発電設備などを採用し、BELS認証「ZEB」の取得を予定している。
竣工は2028年10月末を予定している。