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オーナーこだわりの“逸品”が完成
賃貸マンション「Fulgente 1番館」

 西武池袋線「入間市」駅から徒歩15分。駅前の喧噪からは少し離れつつも、10分圏内に市役所や公園、市民会館、大型スーパーなどもあるという、暮らしやすそうなポイントにRC3階建ての賃貸マンションが完成した。オーナーを含めた全スタッフがこだわりにこだわったという“自信作”におじゃましてきた。

タイル貼り、今風の洒落た外観。よくみるとちょっと変わった「形」
南東側で一番広いDタイプのリビング。落ち着いた濃茶の内装なのにこれだけの明るさ (上)。 広めのシステムキッチンには、作り付けのカウンター。おいしそうな朝食の香りただよう明るい朝の情景が…(下)
カジュアルなCタイプ。上半分が開く少し変わった窓が印象的
エレベーター脇のトランクルーム。元はゴミ置き場だったとか。管理・衛生面などを考えて変更案したそう

●陽当たりばつぐん!その秘密とは…

 2車線道路「花みずき通り」に面したその物件は「Fulgente 1番館」という。1階はテナントが2件、2階3階が賃貸住宅8戸となっている。せっかく南側が広い道路に面しているのだから、敷地を目一杯使って長方形の建物を作ってしまえばよさそうなものだが、この物件は「く」の字。しかも微妙に変形して(ずれて?)いる。

 「普通に長方形の建物だと、面白くないじゃないですか」と説明してくれたのは総合企画を担当した(株)資産相談センターの巻渕氏。………なるほど。
 それだけで不覚にも一瞬納得しかけてしまったが、居室を拝見して、「な~るほど。こういうことか」。4戸横並びではあるが、“中部屋”がないのだ。いや、あるにはあるのだが、設計の工夫で全室のリビングが2面採光となっている。加えて「設計者の遊びごころ」だという縦スリットの窓(高さおよそ2m!)のおかげで約18畳のリビングには、ほぼくまなく外光が届く。

●入居者が“好み”で選べる4タイプ

 居室は、47.86~51.87平方メートルと少し広めの1LDK。シングルでゆったり暮らすも良し、夫婦あるいは最も広いタイプならば小家族の住まいとしてもいいかも。内法2.6mの天井高も“ひろびろ感”に一役かっている。

 「これならば入居者に喜んでもらえる」「他の新築物件にも負けない仕様だ」という、オーナーである齋藤氏のこだわりが見えるのが、標準装備。エアコン、TVドアホン、ウォームレット、シャンプードレッサー、浴室乾燥機。システムキッチンは浄水器付きで、フローリング材に合わせたカラーのカウンターまでといった充実ぶりだ。
 1階エントランスはオートロックを採用しており、宅配BOXも完備。

 これだけ揃って、月額73,000~76,000円の家賃とは驚きだ!(と、わが住まいと比べて思わずにはいられない)

●人任せにしない、妥協しない。大切な資産だからこそ

 外観もそうだが室内の細部にも見られるくどくない程度に凝ったデザイン。一つひとつ吟味されていると感じる。  それは、施工が決まってから毎月開かれた「定例会」で存分に検討したものだから。設計、施工、管理、総合企画の各社とオーナーが、アイディアを出し合い、細かな仕様を決定してきたのだ。オーナーの想いを納得いくまで具現化したからこそ胸をはって賃料が受け取れる。内覧に来たお客さまにも自信をもって、説明できる、薦められる。

 入居開始予定日前の申し込みで既に満室。 ちょうど入居予定の申込者が寸法を測りに来ていた。一カ所測っては、メジャーを手に少し考え込み、もう一度測りなおしてみたり…。きっと頭の中では、新しい部屋での生活が出来上がりつつあるのだろう。(楽しそうだなぁ)「ここ、おすすめですよ。いいところ見つけましたね」と声をかけそうになったのを、すんでのところで我慢。
(緒)


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