不動産ニュース / 仲介・管理

2018/11/14

スタートアップの“次”のオフィス、新宿にオープン

「新宿ワープ」外観

 (株)ヒトカラメディアはこのほど、レンタルスペースを併設した小規模企業向けオフィス「新宿ワープ」(東京都新宿区)をオープンした。

 JR各線「新宿」駅徒歩10分、都営大江戸線「都庁前」駅徒歩8分など、複数路線の使用が可能な立地。築50年超のビルをリノベーションした。

 「5人程度までを対象としたスモールオフィス、そして数十名規模で入居する一般的なオフィスは市場に多く供給されているが、その間の規模でスモールオフィスのように気軽に入退去できるものは少ない。その層に向けたオフィスとして開発した」(同社事業開発チームワープ責任者・日比野 亮二氏)。2階(約51平方メートル)・3階(約66平方メートル)は、内装や家具を備えたオフィス。「スタートアップ企業がマンションやレンタルオフィスから移転する時に求めるニーズを具現化」(日比野氏)し、入居に際しては、敷金・礼金は不要、前家賃と事務手数料のみで入居できる形とした。解約予告も2ヵ月前に設定、原状回復義務も免除している。契約は1年間の定期借家契約。

 1階はキッチン付きのレンタルスペース。収容人数は、着席で約30人、スタンディングで約40人。プロジェクターなども備えており、イベントやパーティ、ミーティングなど多様な活用ができる。屋上もレンタルスペースとして運用する計画で、今後フェンスの設置やテーブルセットなどを導入する。なお、2階・3階のテナントは、1階・4階のレンタルスペースに予約が入っていない時は、ラウンジとして自由に使用できる。

 2階はすでに入居済みで、10月末からリーシングを開始した3階も、すでに申し込みを得ているという。

1階のレンタルスペース。写真左手側にキッチンがある。入口入って右手(写真上)は会議などにも使用できるスペースを設けており、可動間仕切りを動かすことでクローズドな空間を創出できる(写真右)
オフィス部分は内装済みで、家具も備えているため、契約後すぐにビジネスに取りかかることができる

この記事の用語

スタートアップオフィス

起業のための事務所。和製英語である。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。