2017/10/12 18:00更新
団地からまちの魅力創出テーマにシンポジウム

パネルディスカッションの様子


 (独)都市再生機構(UR都市機構)は11日、「平成29年度 URひと・まち・くらしシンポジウム」(東京会場)を開催。約600人が参加した。


 今年度のテーマは「まちの魅力の引き出し方」。特別プログラムとして、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻教授・松村秀一氏、(株)ブルースタジオ専務取締役・大島芳彦氏、(株)studio-L/東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科講師・出野紀子氏を登壇者として招き、「団地とひとから考える、まちの仕掛け」をテーマにパネルディスカッションを開催した。


 大島氏と出野氏は、自身が手掛けたリノベーションまちづくりやコミュニティデザインの事例を説明した上で、団地とまち、そして人をつなげていくためには「建物そのものよりも地域との関係性に不動産の価値があることを意識することが最も大切。その地域ならではの物語をつくって、住民等に当事者として参加してもらうことがポイントとなる」(大島氏)、「そこにある潜在力をいかに引き出していくか。従来の枠組みにとらわれず、当事者から共感を得られる内容にすること、また、無理のない形で進めていくことが継続のコツ」(出野氏)などと述べた。松村氏は「ユーザーの生活スタイルが多様化し、いかにストックを活用してそのニーズに応えていくかという時代の中、リノベーションまちづくりやストック活用型のエリアマネジメントを行なうことに意味がある。団地を資源と捉え、いかに関わる人たちが楽しめ、認め合える環境をつくっていけるかが、ポイントになる」とまとめた。


 続いて、同機構が密集市街地の防災と住環境整備や地方都市のまちづくり、子育て支援による団地・地域活性化の取り組み事例などを紹介。東京R不動産・『団地のはなし』編集者の千葉敬介氏がコーディネーターを務め、複数の専門家と共に、団地の歴史やこれからの団地像についてディスカッションした。



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