2019/06/11 18:00更新
放射冷却を利用した新たな資材、年内にも販売

 ラディクールジャパン(株)(東京都中央区、代表取締役会長CEO:松本 晃氏、代表取締役社長COO:何 軍氏)は11日、設立記者会見を開催。独自の冷却技術を用いた製品の販売等の計画について発表した。


 同社商品のベースとなる「Radi-Cool」は、ガラスビーズなどを挟んだポリマー構造のフィルムで、入射日光を反射し、熱を赤外線に集約。それを放射することにより、エネルギーを消費することなく物体の表面温度を下げることができる。同社取締役でありRadi-Cool製品開発チーム責任者の楊 栄貴氏は、「一般的な断熱材や反射材といったものは、温度低下の機能といっても気温と同じ温度にまでしかできないが、Radi-Coolは、そこからさらに低下させられる」と述べた。


 この技術が「サイエンス」誌に掲載された際には大きな反響があったという。すでに反射フィルム、透明フィルム、塗料、スチール屋根板材、屋根用防水シートについて製品化され、中国の一部やシンガポールなどでは販売が行なわれている。楊氏は、「東南アジアでは飛行場などの大型施設にも導入実績がある。工場・倉庫、自動車など、さまざまな場面で活用してもらえるはず」と力強く語った。


 今回日本法人を立ち上げ、年内には国内でフィルムや塗料の輸入販売を開始する計画。二次製品の開発などにも取り組む。同社代表取締役会長CEOの松本 晃氏は会見で、「この技術を知ったときに、これは世のため人のために役立つ技術であり、ビジネスとしても大きく展開できる、と確信。私の人生で初めて起業に携わり出資もした。ニーズを見ながら多方面で商品化を進めていきたい」と意気込みを述べた。











発表当日、屋外に温度を計測した様子。一般的なスチールの屋根材は58.4度まで温度が上昇したが、右のRadi-Cooの屋根材は27.2度にとどまった




同社代表取締役会長CEO・松本 晃氏



 



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