2020/09/15 18:00更新
東京5区の新築M価格、大型タイプが大幅に上昇

 (一財)日本不動産研究所は15日、「住宅マーケットインデックス2020年上期」の調査結果を発表した。アットホーム(株)と(株)ケン・コーポレーションが提供した賃貸・分譲マンション事例データを基に、東京23区の新築・既存(築10年)マンションを、大型(80平方メートル以上)・標準(40〜80平方メートル未満)・小型(40平方メートル未満)に分け、賃料・価格等を集計・分析した。調査期間は20年1〜6月。


 1平方メートル当たりのマンション賃料は、都心5区で新築が大型6,445円(前期比0.2%下落)、標準4,885円(同2.6%上昇)、小型4,635円(同1.3%上昇)。既存は大型5,758円(同0.1%下落)、標準4,484円(同2.6%上昇)、小型4,369円(同1.3%上昇)となった。新築および既存の大型タイプは弱含みで推移しており、高止まり傾向に。新築および既存の標準タイプは6期連続、既存の小型タイプは7期連続上昇し、ともに調査開始以来の最高値を更新。新築の小型タイプも最高値となった。


 東京23区では、新築が大型5,348円(同2.2%下落)、標準3,518円(同1.6%上昇)、小型3,832円(同1.0%上昇)。既存は大型4,779円(同2.2%下落)、標準3,262円(同1.6%上昇)、小型3,622円(同1.0%上昇)だった。新築および既存の大型タイプは前期の最高値から低下に転じた。また、新築および既存の標準と小型タイプは緩やかな上昇傾向が進んでいる。


 1平方メートル当たりのマンション価格は、都心5区の新築が大型226万4,000円(同107.1%上昇)、標準153万円(同26.2%上昇)、小型143万9,000円(同3.0%下落)。既存が大型157万1,000円(同2.2%上昇)、標準130万円(同4.1%上昇)、小型109万2,000円(同1.3%下落)となった。新築の大型タイプは前期より大幅に上昇した。前期では中央区の選手村跡地の大量供給により価格が低下していたことに加え、今期は全体の成約件数が減少している中、1平方メートル当たり200万円以上の高額物件が占める割合が5割超となるなど、平均単価が押し上げられ、前期と今期の価格差が大きくなった。


 東京23区では、新築が大型186万2,000円(同59.8%上昇)、標準114万円(同10.7%上昇)、小型126万円(同0.6%低下)。既存は大型104万7,000円(同14.2%上昇)、標準87万9,000円(同1.7%上昇)、小型91万7,000円(同1.1%上昇)だった。新築の大型と標準タイプの価格が上昇した理由は都心5区と同様。大型タイプの高額物件は約4割を占めており、価格差が都心5区よりも小さくなった。また、既存の大型タイプは大幅に上昇して最高値に。同小型タイプは前期比で微増しており、標準タイプは12期連続で最高値を更新した。



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