2024/05/15 18:00更新
丸の内でB2B特化のアクセラレータープログラム

 三菱地所(株)は14日、米国シリコンバレーをベースとするアクセラレーターであるAlchemist Accelerator LLC(米国カリフォルニア州、CEO:ラビ ベラーニ氏、以下、「アルケミスト社」)とパートナーシップを締結し、日本でスタートアップを対象としたアクセラレーションプログラムを開始すると発表した。


 三菱地所では国内外のスタートアップが集積するまちづくりに取り組んでおり、これまで「EGG」「FINOLAB」「Inspired. Lab」等の事業成長拠点を開設し、スタートアップ・エコシステムの構築を進めてきた。
 今回、アルケミスト社と組み、大手町フィナンシャルシティ内に開設している「Global Business Hub Tokyo」にて、秋からアクセラレーションプログラム「Alchemist Japan」をスタートする。


 アルケミスト社はB2B分野に特化したシードステージのスタートアップを支援するアクセラレーターで、これまで650社以上の企業に投資し、60社以上のEXIT企業(M&AやIPOによる出口を迎えた企業)を輩出している。なお、B2B分野特化型で出資を伴うプログラムの開催は、アジア初上陸となる。


 第1回目として9月から約3ヵ月の予定でプログラムを開催。これに参加するB2Bに特化した日本のチームを募集する。参加企業にはファンドからの投資、コーチング、メンタリング、レクチャーを行なうと共に、国内外のファウンダーネットワークにもアクセスできるようにする。さらに、日本・シリコンバレーのベストマッチングを目指し、両地域のメンター、講師、事業者がサポートを行なう。サンフランシスコで開催される6ヵ月のプログラムへの参加も可能とする。なお、チームへの出資額は1社当たり10万USドル(約1,560万円)の予定。募集開始は6月1日からで、募集者数は9〜12。


 記者会見に出席したアルケミスト社CEOのベラーニ氏は、「三菱地所とのパートナーシップにより、日本でプログラムを開始できることを大変うれしく思う。次のユニコーンは東京で誕生すると思っている」と述べた。



「次のユニコーンは東京で誕生すると思っている」と語るアルケミスト社CEOのラビ ベラーニ氏




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