2024/09/04 18:00更新
8月の景気DI、不動産業はやや悪化/TDB

 (株)帝国データバンクは4日、2024年8月の「TDB景気動向調査」の結果を発表した。有効回答数は1万1,414社。


 同月の景気DI(0〜100、50が判断の分かれ目)は、44.3(前月比0.5ポイント増)と、2ヵ月連続で改善した。国内景気は、観光産業や季節的な需要がけん引し、全体の景況感を押し上げる結果となった。


 10業界中7業界で改善し、3業界が悪化。「不動産」は47.5(同0.7ポイント減)だった。「対面での会議の需要が戻り、貸し会議室の稼働が上がった」(不動産賃貸)一方、「土地価格や建築費用の高騰により、実需がついてきていない」(不動産代理業・仲介)等のコメントが見られた。


 同社は今後の景気について、「海外の状況等不透明な要素もある一方で、IT関連の投資等好材料も多く、底堅く推移していく」と予測している。



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