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スマートビル実現へ、通信規格の有効性実証

2019/05/15 18:00更新

 東京建物(株)は、システム開発の(株)テクサー(東京都港区、代表取締役社長:朱 強氏)と半導体・電子部品販売のシリコンテクノロジー(株)(東京都世田谷区、代表取締役社長:四方堂 第五郎氏)の技術協力を得て、スマートビルディングに向けたIoT機器の無線通信に関する実証実験を実施。14日、得られた知見を公表した。


 実験は2018年12月1日〜19年3月31日に行なわれ、超狭帯域で多チャンネル通信が可能な「ZETA通信」と呼ばれるLPWA規格の無線通信を採用。通信の基地局アンテナを「東京建物八重洲ビル」(東京都中央区)屋上に設置し、約230m離れた「東京建物本社ビル」(同)の7階に中継器と、共用スペースの利用状況を把握するために温湿度や照度のセンサーを設置した。これらセンサーが取得したデータをZETA通信でビル間伝送し、クラウド上のサーバーに蓄積した。


 この結果、すべてのデータを漏れなくサーバーに蓄積できたことを確認。正確かつ確実なデータ伝送が求められるビル管理においてZETA通信の有効性を実証した。


 これにより、ZETA通信を使用したシステムによって、設備機器の稼働状況や室内の温湿度・照度、共用スペースの利用状況などビル内のさまざまな情報をリアルタイムで可視化できるようになり、これまでは人が館内を巡回点検していた設備機器の遠隔点検や、高所点検などの危険作業を安全に実施できるなど、業務の効率化・安全性向上を図れる。また、さまざまなデータを入居企業に提供することで、入居企業の環境対策等に活用できると見込む。