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不動産関連ニュース

赤羽の団地でIoT・AI活用の住戸/UR

2019/06/12 18:00更新









昭和30年代後半の建設当初を再現したモデル住戸(44号棟・103号室)




IoT・AI活用のスタートアップモデル住戸(44号棟・102号室)



 (独)都市再生機構(UR都市機構)は12日、「ヌーヴェル赤羽台」(東京都北区)団地内で実証実験中のIoT・AI活用のモデル住戸を、報道陣に公開した。


 同団地は、JR「赤羽」駅徒歩10分に位置。1962年に入居が始まった、55棟・3,373戸の大規模団地で、区画面積は20.2ha(創建時)。モデル住戸は、三角形の階段室の周囲に各階3つの住戸が放射状に配置された「スターハウス」内に設置。比較検討するため、44号棟・103号室を昭和30年代後半の建設当初を再現したモデル住戸に、同棟・102号室をスタートアップモデル住戸とした。同機構は2018年1月に、東洋大学情報連携学部(INIAD)と技術協力の覚書を締結して以降、IoTやAI等の情報技術を活用した住戸の研究を進めており、今回のスタートアップモデルを端緒に多様な企業との連携を進めていく。


 スタートアップモデル住戸内には、見守りカメラや環境センサー、サーモイメージセンサー、マイク、深度カメラなど合計42個のセンサーを設置。床暖房や放射冷暖房などの空調設備を、各所に設置された多様なセンサーにより最適制御することで、快適な住環境を提供する。IPv6(インターネット プロトコル バージョン6)、高速ネットワーク回線、5G(第5世代移動通信システム)により、自宅をサテライトオフィスとして活用することも可能。また、多機能AI、スマートスピーカーや各種センサー群と柔軟に連携し、音声での指示や手を振るだけで照明やテレビがつくなど、居住者の好みや身体の状態に合わせた対応もできる。


 同機構とINIADは今後、各種外部サービスとの連携を強化し、モデル住戸にて技術的な検証や環境整備を推進。9月末まで民間企業にモデル住戸を公開、10月より一般に公開する。なお、同団地は2000年より順次建替工事を行なっているが、モデル住戸を設置したスターハウスはそのまま残し、技術検証や室内環境のカスタマイズを継続して実施していく。











スマートアップモデル住戸内のイメージセンサー。冷蔵庫にある食材の食べ頃や賞味期限を映像で知らせる




スターハウス外観