国土交通省は18日、ハザードマップポータルサイト「重ねるハザードマップ」の機能を拡充。地形分類図を容易に確認できるようにした。
ハザードマップポータルサイトは、防災に役立つさまざまなリスク情報や全国の市町村が作成したハザードマップを便利に簡単に活用できるようにまとめたサイト。「重ねるハザードマップ」は、リスク情報を1つの地図上に重ねて表示するサービス。土砂災害警告区域や津波浸水想定等を確認できる。
今回新たに「重ねるハザードマップ」で、5万分の1地形分類図を確認できるようにした。地形分類図とは、土地の成り立ちを確認できるもの。これを知ることで、「谷底平野」は集中豪雨があった場合河川の氾濫リスクがある、「旧河道」は河川の氾濫により周囲よりも長期間浸水し水はけが悪い、等の自然災害のリスクを理解することができる。
また、「簡易的な水害リスク情報の作成および公表にあたっての留意事項等を整理した手引き」も公開。洪水浸水想定区域の公表等が行なわれない都道府県管理の中小河川沿いの河川氾濫について、簡易的な水害リスク情報の作成手法を示している。国土交通省のホームページから閲覧可能。