国土交通省は25日、空き家対策に取り組む市区町村の状況についての調査結果を発表した。
空家対策の推進に関する特別措置法(空家特措法)に基づく空家等対策計画の策定状況は、2018年10月末現在で全市区町村の約49%となる848団体が策定。18年度末には60%超の1,122団体が策定する見込み。都道府県別の策定済市区町村の割合では、高知県が100%を達成、富山県93.3%、広島県82.6%となり、18年度末には、愛媛県、大分県でも全市町村が策定する見込みとなった。
また、同法に基づく、周辺の生活環境等に悪影響を及ぼす「特定空家等」に対する措置実績については、18年10月末までに市区町村長が助言・指導を行なった1万3,084件のうち、勧告が708件、除却等の命令に至ったものは88件、うち代執行を行なったものは29件、略式代執行を行なったものは89件となった。