(株)東京カンテイは23日、2019年の三大都市圏における中古(既存)マンション70平方メートル換算価格と、その年別推移を発表した。
19年の首都圏平均は3,709万円(前年比2.0%上昇)。都県別では、東京都5,003万円(同2.4%上昇)、神奈川県2,880万円(同0.4%下落)、埼玉県2,285万円(同0.6%上昇)、千葉県2,285万円(同2.3%上昇)。神奈川県で微減し、埼玉県でも上昇は鈍化したが、東京都の上昇幅が前年よりも拡大したことから、全体の水準を引き上げた。
近畿圏は2,330万円(同6.5%上昇)となった。大阪府が2,537万円(同6.2%上昇)、兵庫県が2,043万円(同8.4%上昇)で、圏域中心部で実需・投資ニーズが高まっていることで価格上昇が続いた。
中部圏は1,938万円(同6.7%上昇)。愛知県は2,106万円(同7.4%上昇)で、名古屋市中心部での実需・投資ニーズの高まりが圏域全体をけん引した。
なお12月単月では、首都圏が3,744万円(前月比1.3%上昇)となった。東京都と神奈川県で上昇したものの、埼玉県と千葉県では弱含んでいる。近畿圏は2,401万円(同1.0%上昇)、中部圏は1,938万円(同0.8%上昇)だった。