(株)東京カンテイは7日、2020年6月の主要都市の中古(既存)木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100〜300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。
首都圏の平均価格は3,264万円(前月比0.2%上昇)と、2ヵ月連続で上昇した。都県別では、東京都が5,272万円(同0.4%下落)と反転下落。神奈川県は3,421万円(同2.2%上昇)と反転上昇した。千葉県も2,184万円(同4.3%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇。埼玉県は2,494万円(同1.3%下落)と反転下落した。
6月の価格は、5月に回復上昇した東京都と埼玉県は下落したが、神奈川県と千葉県が上昇に転じたことで、首都圏全体の価格を前月比プラスに押し上げた。
近畿圏の平均価格は、2,427万円(同3.0%上昇)と、3ヵ月ぶりに反転上昇した。主要府県では、大阪府は2,712万円(同8.1%上昇)と反転上昇。兵庫県は2,381万円(同9.5%上昇)と5ヵ月ぶりに反転上昇した。京都府は2,940万円(同18.7%下落)と大きく反転下落。大阪府と兵庫県の上昇が、平均価格を押し上げる結果となった。
中部圏は2,341万円(同0.3%上昇)と、3ヵ月連続の上昇。愛知県は2,790万円(同変化なし)と横ばいだった。
福岡県は2,127万円(同3.6%上昇)と、反転上昇した。