(独)住宅金融支援機構は15日、「住宅ローン利用者調査(2020年5月調査)」結果を発表した。調査期間は、20年5月26〜6月4日。19年10月〜20年3月に住宅ローン(フラット35を含む)を借り入れた人を対象にインターネット調査を実施した。有効回答件数は1,500件。
金利タイプ別利用状況は、「変動型」の利用割合が60.2%(前回調査(20年3月)比1.2ポイント増)と増加。「固定期間選択型」が26.6%(同0.1ポイント減)、「全期間固定型」が13.2%(同1.1ポイント減)といずれもわずかに減少した。
今後1年間の住宅ローン金利見通しについては、全体では「現状よりも上昇する」が20.1%(同1.2ポイント減)、「ほとんど変わらない」が57.3%(同5.2ポイント減)と減少し、「現状よりも低下する」が10.9%(同3.9ポイント増)が増加した。
フラット35以外の利用者が住宅ローンを選んだ理由は、「金利が低い」が72.6%で最多に。フラット35利用者では、「返済額を確定しておきたかった」が58.8%最多で、「金利が低い」が48.9%だった。