(独)住宅金融支援機構は、「2019年度 住宅ローン借換えの実態調査」結果を発表した。19年4月〜20年3月までに住宅ローンの借換えをした人を対象に、インターネットでアンケート調査を実施。回答数は1,000件。
借換え前後の金利タイプの構成比は「変動型」は借換え前の構成比42.8%から借換え後は49.2%に増加し、最多となった。「固定期間選択型」は借換え前の41.9%から借換え後は40.5%に減少し、変動型に次いで2番目に。「全期間固定型」は借換え前の15.3%から借換え後は10.3%に減少した。
金利タイプ別の借換え理由は、すべての金利タイプにおいて「金利が低くなるから」(構成比:変動型61.6%、固定期間選択型53.1%、全期間固定型56.3%)がトップ。次いで「返済額が少なくなるから」(同41.3%、同34.8%、同42.7%)となった。一方、固定期間選択型および全期間固定型では「今後の金利上昇や毎月の返済額増加が不安になったから」(同6.3%、同23.2%、同22.3%)が3番目に高くなった。
また、借換えによる毎月返済額の減少分は「生活費に充てた」(構成比:変動型48.2%、固定期間選択型49.2%、全期間固定型64.4%)、「教育費に充てた」(同26.7%、同21.5%、同40.7%)、「貯蓄(住宅リフォームの資金以外)」(同20.9%、同14.3%、同13.6%)が上位となった。