(株)東京カンテイは7日、2022年6月の主要都市圏・主要都市における中古(既存)一戸建て住宅の価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100〜300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、土地・建物とも所有権の物件。
首都圏の平均価格は3,665万円(前月比1.1%下落)と反転下落した。都県別では、東京都5,737万円(同6.3%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇。神奈川県は4,055万円(同3.6%下落)と反転下落。千葉県は2,652万円(同3.9%上昇)と2ヵ月連続の上昇。埼玉県は2,747万円(同0.4%上昇)と3ヵ月ぶりに上昇に転じた。各都県では持ち直す動きも見られたが、平均価格は下落している。
近畿圏は2,687万円(同1.0%上昇)と2ヵ月連続で上昇した。府県別では、大阪府2,908万円(同1.8%下落)、兵庫県は2,630万円(同2.5%下落)、京都府3,245万円(同3.3%下落)と2府1県すべてが下落した。平均価格の上昇は、大阪府と京都府の事例が増加したことによる。
中部圏は2,430万円(同1.5%上昇)と4ヵ月ぶりに反転上昇。愛知県は3,189万円(同6.8%上昇)と反転上昇した。
宮城県は2,284万円(同18.1%下落)と4ヵ月ぶりに大きく反転下落した。福岡県は2,256万円(同7.1%上昇)と上昇に転じた。