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2017/12/18 18:00更新

民間住宅ローンの利用、「変動型」が増加

 (独)住宅金融支援機構はこのほど、2017年度「民間住宅ローン利用者の実態調査(民間住宅ローン利用者編)」(第1回)結果を発表した。17年4〜9月に民間住宅ローンを借り入れた1,495名を対象に、インターネットでアンケートを実施。


 金利タイプ別利用状況は、「変動型」の利用割合は50.4%(前回調査(16年10月〜17年3月)比2.5ポイント増)と増加し、「固定期間選択型」も36.9%(同1.8ポイント増)と増加したが、「全期間固定型」は12.6%(同4.4ポイント減)と減少した。


 今後1年間の住宅金利見通しについては、全体では「現状よりも上昇する」が29.4%(同8.1ポイント減)と減少。「ほとんど変わらない」は57.6%(同5.7ポイント増)、「現状よりも低下する」は5.2%(同2.3ポイント増)、「見当がつかない」は7.8%(同0.0ポイント)。


 住宅ローンを知るきっかけとして影響が大きかった媒体等は、「住宅・販売事業者」が34.6%(同10.4ポイント減)で最多。「インターネット」が18.7%(同0.5ポイント増)、「金融機関」12.5%(同0.3ポイント増)と続いた。


 住宅ローンを選んだ決め手(フラット35利用者以外)は、「金利が低いこと」が68.0%(同7.1ポイント減)と圧倒的多数でトップに。次いで、「将来、金利が上昇する可能性があるので、将来の返済額をあらかじめ確定しておきたかったから」が20.1%(同5.3ポイント増)、「諸費用が安かったこと」が19.8%(同2.2ポイント増)となった。


 住宅ローンに対する満足度については、総合評価で「大いに満足」「やや満足」が59.2%(同0.1ポイント増)。前回調査と平均点を比較すると、すべての項目で平均点が低下した。




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