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2017/12/25 18:00更新

未婚女性、低年収でも住宅購入に踏み切る

 世界有数の金融グループであるBNPパリバ系のカーディフ生命保険会社は21日、「住宅購入した未婚男女の意識調査」を発表した。10月17〜25日、住宅購入を経験者でこれまでに結婚をした経験がない20〜59歳の男女を対象にインターネット調査を実施。有効回答数は2,196人だった。今回の調査では、人生最大の買い物と言える住宅購入に対する女性の意識や行動を把握することを目的とした。


 住宅購入の理由について、女性の回答では「家賃を払い続けるのがもったいない」が39.2%で最多。続いて「老後の安心のため」が36.5%、「マイホームを持ちたかった」が36.4%となった。一方、男性の回答は、「マイホームを持ちたかった」が40.0%で最多。「家賃を払い続けるのがもったいない」が28.3%、「資産として残るから」が28.3%と、男女差が表れた。特に「老後の安心のため」という回答は男性は19.9%と女性の約半分にとどまった。


 また、年収については、「400万円未満」という回答が女性は32.3%、男性は24.5%と、女性は男性に比べて収入が低い時点で購入に踏み切っている様子もうかがえた。マイナス金利導入後に購入した女性の26%は「低金利」が購入理由と回答しており、マイナス金利政策が購入を後押ししていたことも分かった。


 住宅購入後の気持ちや行動の変化について聞くと、「安心感が得られた」が女性80.5%、男性71.4%で共に最多。男女差があったのは、「家で過ごす時間が増えた」が女性64.7%・男性58.8%、「家具・インテリアにこだわるようになった」が女性62.3%・男性41.2%、「自宅に友人や家族を招くようになった」が女性40.0%・男性27.2%。




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