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2018/05/08 18:00更新

新築戸建て、価格に安定感と割安感

 (株)東京カンテイは「一戸建て住宅データ白書2017」を発表した。集計対象は土地面積50平方メートル以上300平方メートル以下で、最寄駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件、木造、土地・建物共に所有権の物件。新築は分譲、中古(既存)は仲介物件の売り希望価格から算出した。


 17年の新築一戸建ての供給戸数は11万6,287戸(前年比6.6%増)。都道府県別で最も多かったのは東京都の1万9,099戸(同3.2%増)、2番目は神奈川県の1万8,140戸(同14.5%増)となった。


 既存一戸建ての流通量は6万8,342戸(同5.0%増)となった。都道府県別では、神奈川県が8,119戸(同10.5%増)で最多。以下、東京都7,693戸(同5.8%増)で続いた。


 また、首都圏の新築一戸建ての戸当たり平均価格は3,999万円(同1.3%上昇)。17年の首都圏マンション戸当たり平均価格が5,544万円(同9.0%上昇)だったのに比べ、価格の安定感と割安感が際立っていた。近畿圏は2,982万円(同0.4%低下)、中部圏3,055万円(同1.2%上昇)となった。


 既存戸建ての平均価格は首都圏が3,337万円(同1.2%上昇)、近畿圏が2,191万円(同1.5%上昇)、中部圏2,147万円(同0.9%上昇)。




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