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2019/05/16 18:00更新

都心5区ビル空室率、上昇するも底堅い需要は継続

 三幸エステート(株)は16日、2019年4月度の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)および全国6大都市(東京、札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)のマーケットデータを公表した。


 東京都心5区の空室率は0.64%(前月比0.12ポイント増)と、4ヵ月ぶりに上昇に転じた。総合商社の本社移転に伴う退去床が入居可能となり空室率を押し上げたが、すでに強い引き合いを集めており、空室床は徐々に解消されるとみられる。今後もオフィス需要は底堅く、需給バランスは引き締まった状況が継続する見込み。現空面積は4万4,299坪(同5,683坪増)となった。


 1坪当たりの募集賃料は2万9,882円(同361円増)と上昇。09年3月以来となる3万円台が目前に迫っている。募集面積は25万3,585坪(同1万503坪減)となった。


 全国6大都市の空室率は、東京23区が0.9%(同0.1ポイント増)、札幌市1.6%(同増減なし)、仙台市4.5%(同0.4ポイント増)、名古屋市2.2%(同0.1ポイント増)、大阪市1.6%(同0.1増減なし)、福岡市1.3%(同0.1ポイント増)。




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